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月別アーカイブ: 2025年7月

高崎誘導のよもやま話~第12回~

皆さんこんにちは!

 

群馬県高崎市を拠点に全国各地で大型特殊車両の誘導・搬送サポートを行っている

株式会社高崎誘導、更新担当の富山です。

 

 

 

【現場便り】道の駅掛川にて——移動の合間に心ほどける、ユリのじゅうたん

日々、大型の橋桁・重機・工事資材などを輸送する現場で、ドライバー・警備・交通管理を一体化させて安全かつスムーズな輸送支援に取り組んでいます。

今回は、そんな全国移動の途中で立ち寄った、静岡県・道の駅掛川で出会った、ある景色をご紹介します。


■ 一面に広がるユリの花——道の駅がくれた癒し

見てください、この一面に咲き誇るユリの花々。

オレンジ、ピンク、黄色、白、えんじ色…
どこを見ても鮮やかで、それぞれの色がけんかせずに溶け合い、まるで自然のグラデーションのようでした。

この日も長距離の移動の合間。現場での確認作業を終え、わずかな休憩時間に立ち寄った場所で、この見事な花のじゅうたんに出会ったのです。


■ 走り続ける私たちにとって、こういう景色は大切

 

普段は、国道・高速道路・山間部・都市部――さまざまな場所を大型車両とともに走り、道を読み、安全を計算しながら移動する毎日。

信号や電線の高さ、交差点の幅員、交通量といった“数字”や“図面”とにらめっこする日々の中で、ふと、こんな自然の景色に出会うと、心が静かにリセットされていくのを感じます。

仕事で全国を飛び回る私たちにとって、こうした道中の出会いは、ひとときの贅沢でもあります。


■ 道の駅は、私たち輸送業にとってのオアシス

 

道の駅は、単なる休憩場所ではありません。
地域の情報が集まり、地元の味があり、ドライバー同士の交流の場にもなります。

今回は「掛川の道の駅」でしたが、全国には「ここはまた来たいな」と思える場所がたくさんあります。
仕事で全国を巡る中でも、地域の表情や季節の変化にふれることができる場所として、道の駅はとてもありがたい存在です。


■ 最後に:景色に癒され、次の現場へ

 

このユリの景色を見ながら思いました。

たとえ重たい荷を背負っていても、足元には美しい草花が咲いている。
たとえ緊張の連続であっても、道の途中にはふと立ち止まりたくなるような風景がある。

私たちの仕事は、“動くこと”が前提です。
けれど、だからこそ――止まる瞬間、眺める瞬間のありがたさを、誰よりも知っているのかもしれません。

次の現場も、しっかり、安全に。
今日もまた、日本のどこかで、大型車両の誘導に全力で取り組んでまいります。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社高崎誘導では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

群馬県高崎市を拠点に、全国各地で大型特殊車両の誘導・搬送サポートを行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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高崎誘導のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

群馬県高崎市を拠点に全国各地で大型特殊車両の誘導・搬送サポートを行っている

株式会社高崎誘導、更新担当の富山です。

 

 

 

【現場ブログ】橋桁を運ぶ2日間――22mの巨大構造物、その迫力と計算

 

 

今回は、栃木県下野市で行われた橋桁の運搬作業の現場からお届けします。

新設橋梁のために用意された22メートルの橋桁
長大なこの構造物を、2日間にわたり5本ずつ計10本、慎重かつ確実に運搬しました。
その一連の作業の中には、スケールの大きさだけでなく、技術と経験が問われる数々の判断と工夫が詰まっていました。


■ 緊張感と迫力の“橋桁搬入”

見てください、この光景――
長さ22mもの橋桁が、トレーラーの前後にまたがって慎重に運ばれていきます。


写真のように山間部のカーブを進む姿は、まさに土木輸送の醍醐味
まるで1本の道が生き物のように動き出したかのような迫力があり、思わず息を飲む瞬間です。

今回の運搬では、1日に5本ずつ、計10本の橋桁を2日間で搬送しました。


■ 1日の台数は「必ず奇数」――その理由は?

 

実はこの現場、運搬台数は必ず**奇数**と決まっています。
「偶数じゃダメなの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

この“奇数縛り”には、現場の配置とトレーラーの回送の関係が深く関わっています。

  • 運び終えた車両のうち、空車で戻る台数を一定に保つ

  • 待機場所や交差点でのすれ違いの安全確保

  • 作業員の導線と重機の配置を左右対称にしない

こうした理由から、「片方に偏りすぎない台数」=奇数台での搬入が効率的なのです。

一見すると不思議なルールも、**長年の経験と安全性への配慮から導き出された“現場の知恵”**なのです。


■ カーブでの旋回は圧巻のひと言

 

この輸送作業の最大の見せ場といっても過言ではないのが、「交差点や山道のカーブを曲がる瞬間」。

22メートルという超ロングサイズの橋桁は、簡単に曲がれるわけではありません。


ドライバーと後部誘導者が綿密に連携を取りながら、少しずつハンドルを切り、リアアクスル(後輪)を操りながらミリ単位で調整していきます。

見る者すべてを引き込むようなその動きは、まさに職人芸
沿道で立ち止まって見入る人がいたのも納得の一幕でした。


■ 天候・路面・タイミング、すべてが勝負

 

今回の搬入では、山間部の緑が美しく映える快晴日という好条件でしたが、道路状況や電線の高さ、交通量など、不確定要素も多い現場。

だからこそ:

  • 事前のルート調査とシミュレーションが欠かせない

  • 全ドライバーと誘導員との綿密な打ち合わせが必須

  • 地元との協力・警備員の配置・通行止めの手配も重要

輸送はただ“運ぶ”だけでなく、人と機械と地域が一体となって成り立つプロジェクトなのです。


■ 最後に:橋が架かる前のドラマを忘れずに

 

私たちはつい、「橋=完成されたインフラ」として見てしまいがちです。
しかし、そこに至るまでには、こうした見えない努力と技術が数多く積み重ねられています。

今回の橋桁運搬も、その一端。

何気ない一つの橋の下には、緻密な準備、技術の結集、そして現場の人々の誇りある仕事があるのです。

そして私たちもまた、その橋の“はじまり”を担う立場として、これからも一つ一つの作業に真剣に向き合っていきます。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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