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月別アーカイブ: 2026年2月

高崎誘導のよもやま話~第25回~

皆さんこんにちは!

 

群馬県高崎市を拠点に全国各地で大型特殊車両の誘導・搬送サポートを行っている

株式会社高崎誘導、更新担当の富山です。

 

 

 

法律・規制との関わり

道路交通法・特殊車両通行許可制度をやさしく解説 🚚📘

建設業・運送業・設備業などで大型車両を使う現場では、
「荷物を積めればOK」「通れそうな道を走ればOK」ではありません。
実際は、**道路交通法(警察)道路法・車両制限令(道路管理者)**という、
2つのルールを正しく押さえることが重要です。⚖️

この2つを混同すると、申請漏れ・運行停止・行政指導・納期遅延につながるため、
現場担当者・配車担当者・管理者は基礎を共通理解しておく必要があります。
ここでは、実務で迷いやすいポイントを分かりやすく整理します。✨


1. まず押さえるべき全体像 🧭

大型・長尺・重量物の運搬には、主に次の2系統の許可・確認が関係します。

① 道路交通法(警察)

  • 目的:交通の安全確保

  • 代表例:制限外積載許可(出発地を管轄する警察署長)

  • 観点:積み方・はみ出し・運転時の安全

② 道路法・車両制限令(道路管理者)

  • 目的:道路・橋梁の保全と安全

  • 代表例:特殊車両通行許可(道路管理者)

  • 観点:車両の大きさ・重さ・道路への負荷

👉 つまり、
「交通安全の許可」と「道路保全の許可」は別物です。
ケースによっては両方必要になります。
この切り分けが実務の第一歩です。✅


2. 特殊車両通行許可制度とは? 🛣️

道路は、一定のサイズ・重さの車両が安全に通れる前提で設計されています。
この一般的制限値を超える車両が通行する場合、
原則として特殊車両通行許可が必要です。

国土交通省は、従来の「通行許可制度」に加えて、
登録車両等を対象にオンラインで迅速確認できる
特殊車両通行確認制度も運用しています。💻
(ルート検索や手続きの迅速化に有効)


3. 「制限外積載許可」とは?(道路交通法) 🚓

「分割できない貨物」などで、通常の積載制限を超える場合、
道路交通法に基づき制限外積載許可が必要になることがあります。
申請先は、原則として出発地を管轄する警察署です。

ただし、積載の話だけクリアしても、
車両自体が道路管理上の制限を超えるなら、
別途、特殊車両通行許可等が必要になることがあります。
ここを見落としやすいので注意です。⚠️


4. よくある勘違い 5選 ❌➡️⭕️

①「警察の許可を取ったから全部OK」

➡️ NG。道路管理者側の許可が別途必要な場合があります。

②「いつものルートだから申請不要」

➡️ NG。車両条件・貨物条件が変われば再確認が必要です。

③「荷締めしてるから問題ない」

➡️ NG。安全措置は必須ですが、法定手続きの代わりにはなりません。

④「自社便だから規制はゆるい」

➡️ NG。自家用・事業用にかかわらず基準超過は対象です。

⑤「忙しいから事後で相談」

➡️ NG。原則は事前申請・事前確認。納期遅延の原因になります。


5. 実務での進め方(現場向け)📋

以下の順で進めると、手戻りを大きく減らせます。

  1. 貨物条件を確定
     分割可否、寸法、重量、重心、養生方法を確定。

  2. 車両条件を確定
     車検証情報、軸重、総重量、車幅・車高・全長を確認。

  3. ルートを仮設定
     橋梁・狭隘・高さ制限・時間帯規制をチェック。

  4. 必要手続きを判定
     道路交通法側(警察)と道路管理者側の双方を確認。

  5. 申請・確認を実施
     許可条件(時間帯・誘導車・徐行区間等)を読み込む。

  6. 運行前ミーティング
     ドライバー・配車・現場で条件を共有。

  7. 記録保存
     許可証・運行記録・異常対応をファイリング。


6. 社内で作るべき「再発防止ルール」🧩

法令対応を担当者任せにしないために、
最低限この3点を社内標準化しておくと強いです。

  • チェックシート化
     案件ごとに「警察許可要否」「特車許可要否」を判定する欄を固定。

  • 申請リードタイム管理
     「搬入3日前に気づいた」を防ぐため、受注時点で法務チェック開始。

  • 一本化窓口
     現場・営業・配車からの相談先を一本化し、判断のブレを防止。


7. まとめ 🌟

道路交通法と特殊車両通行許可制度は、
どちらも「安全」と「社会インフラ保全」のための大切な仕組みです。

  • 道路交通法(警察):交通安全の観点

  • 道路法・車両制限令(道路管理者):道路保全の観点

この2つを分けて理解し、案件ごとに事前確認することが、
事故防止・違反防止・納期遵守の近道です。🚚💨

「たぶん大丈夫」で動かず、
寸法・重量・ルート・許可条件をセットで管理する。
この運用が、信頼される現場をつくります。🤝

次回もお楽しみに!

 

 

 

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